2006.06.08-06.16
建築家アルネ・ヤコブセン(1902-1971)がトータルデザインしたラディソンSASロイヤルホテル。
今ではヤコブセンの代表的な作品の一つとして有名なエッグチェアも、もともとはこのホテルのロビーにふさわしいチェアをとデザインされたものだとか。
背もたれが大きく包み込むようになっているのは、ロビーでの商談など、周囲に声が漏れないようちょっとしたパーテーションの役割も考えられてのこと。
使い勝手のよさを追究する北欧デザインならではの発想だ。

ヤコブセンが都市計画に関わったベルビュー地域。
シアター、ビーチの監視塔、集合住宅、カフェなど、ヤコブセン建築が建ち並ぶ。
特に興味深かったのは、ベラビューシアターの内装・外装に施された木の素材の上手な使い方。
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日本の施設によくある、硬い、冷たい素材ではなく、木肌のあたたかな持ち味が、その場の空気をやさしくしている。


ストックホルムの地下鉄の駅はそれぞれにオリジナルのアート空間になっている。岩肌の凹凸をそのまま残し、巨大なスケールでペイントされ「世界一長い美術館」との異名も。日本だったらどうするだろう。
岩盤の質感を活かす・・・そんな発想を持てるだろうか。
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